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中国縦貫自動車道
【ちゅうごくじゅうかんじどうしゃどう】


大阪府吹田市から1府5県62市町を経由して山口県下関市に至る高速自動車道。総延長540.9km。昭和35年国土開発縦貫自動車道建設法制定に基づいて,スピーディーで経済的な物流,人と文化の交流を円滑に高めるための動脈ネットワーク化が進められている。最終の高速道路網計画の延べ距離は7,600kmで(完成目標は21世紀初頭),現在約半分が完成している。こうした計画の一環として,日本道路公団により,中国地方で初めて着手されたのが中国縦貫自動車道である。昭和41年7月25日に着工され,同58年3月24日に千代田インターチェンジ~鹿野インターチェンジ間の完成により,全線が開通した。県内の道筋は,福崎インターチェンジ(兵庫県)~美作インターチェンジ間が昭和50年10月16日に,美作インターチェンジ~落合インターチェンジ間が同49年12月1日に,落合インターチェンジ~北房インターチェンジ間が同51年12月24日に,北房インターチェンジ~三次インターチェンジ(広島県)間が同53年10月28日に完成し貫通した。インターチェンジ数32,パーキングエリア数23,サービスエリア数8。県内延長は114.6kmで,この間インターチェンジ数6(美作・津山・院庄・落合・北房・新見),パーキングエリア数5(楢原・二宮・美作追分・真庭・神郷),サービスエリア数2(勝央・大佐町),バスストップは16か所ある。設計速度は吹田~宝塚間が時速100km,以西は時速80km。県内は全線4車線で,北房~新見間の28.2kmは時速60kmとなっている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7184994