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富津村
【とみつそん】


(近代)明治22~37年の自治体名。はじめ津高郡,同33年からは御津郡に所属。旭川湖右岸の山間部に位置し,旭川の支流豊岡川(恩木川)が北流する。高富・神瀬・船津・小森の4か村が合併して成立。旧村名を継承した4大字を編成。役場を高富に設置。地名は,旧村名を参互折衷したとも,また高瀬舟の寄港地にちなんだともいう。明治22年の戸数322・人口1,448。同24年の戸数314,人口は男750・女698,学校1・船26。同26年風水害により豊岡川が氾濫,当村内3か所の堤防が決壊し,道路・田圃が荒廃,被害状況は流壊家屋30・死者1・負傷者2(旭川水害史)。同27年高富小学校校舎を新築落成(御津郡誌)。明治35年の戸数315・人口1,542(男770・女772)。同37年円城村の一部となり,4大字は同村の大字に継承。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7185253