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重井港
【しげいこう】


因島市の北西部にある港。県管理の地方港湾(乙種)。本土連絡(三原・尾道)における重要な玄関口。昭和58年の出入船舶は6万7,597隻,1,081万4,918総tで,うちカーフェリー4万5,003隻,865万5,048総t。乗降人員は56万9,917人,同じ因島の玄関口で尾道・向島連絡の中浜港は3万7,901人。海上出入貨物は614万4,400t(うち自動車航送588万8,010t)で,自動車航送のない中浜の2,010tをはるかにしのぐ。因島大橋架橋(大浜崎~向島間)に伴う地域開発も進められ,昭和53年には当港に尾道糸崎港から鉄鋼(1万3,000t)・金属製品・輸送機械などが到着した。北浜の突出部を挟んで古くからの港の西浜,塩田地先を利用した新しい港の東浜,その北寄りに伊浜,それに続く細口付近の因島鉄工団地がある。三原市木原連絡(昭和41年),三原内港~土生(昭和40年)および尾道~今治(同43年)の島嶼部連絡などのカーフェリーや,細島への船便がある。東浜を中心とする埋立ては,明暦3年から200年に及ぶ。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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