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長浜漁港
【ながはまぎょこう】


竹原市の南東部,同市忠海町長浜にある港。竹原港域の東端で,電源開発会社竹原火力発電所用の陸揚地東側に位置する。昭和29年指定の市管理の第1種漁港。昭和57年の登録動力漁船は23隻,64総t。同年の陸揚量は59t(昭和54年92t,55年85t,56年60t)で,内訳はボラ9t,エビ類7t,カレイ6t,タイ類・メバル・イカ類各4t,アナゴ・グチ・コノシロ各2tなどである。陸揚量の59%が地区内向けである。忠海漁協に属し,漁業経営体数は58。かつてはボラ網漁をするための監視哨もあり,今も構造物が残っている。忠海町の西の部分は西長浜・本長浜・前長浜など砂浜が広がっていたが,昭和40年陸繋化しつつあった前面の棚林島までの周辺一帯を埋め立てて,電源開発会社竹原火力の建設が完了し,同42年1号機25万kwが操業を始めた。2号機35万kwは同49年操業開始。現在は本長浜に漁港があり,東寄りの砂浜は近郷に知られた海水浴場である。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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