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奈良屋町
【ならやまち】


旧国名:備後

(近世~近代)江戸期~昭和40年の町名。江戸期は福山城下の町人屋敷地。福山城の南,東は医者町,北は神島町,西と南は武家屋敷地の西町。「備陽六郡志」によれば,水野勝成が福山入部の際に大和郡山の町人奈良屋才次郎・重次郎・庄次郎3兄弟を召連れ,才次郎が借家を建築し屋号をもって町名としたとあり,町の規模は88間余・1,337坪余,戸数112(本家14・表借家23・裏借家75)。「福山志料」では長さ88間余,戸数51・人数112。享保7年の大火による焼失戸数55(家持5・借家50)。明治21年の戸数50・人口177。同22年福山町,大正5年福山市の町名となる。昭和20年8月の空襲で全焼。同40年霞町1~4丁目となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7190130