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三津口
【みつぐち】


旧国名:安芸

安浦湾に面して位置する。地名の由来は,女子畑・小松原・内海の3つの村に通ずる辻路にあたるためとも,三津港への入口を意味するともいう。鎌倉期の漢詩集「本朝無題詩」には道口津と書いている。また治承4年高倉院は厳島参詣のため瀬戸内海の海岸沿いに西航し,3月25日三津口湾口の馬島に着き,厳島到着を目前にして髪を洗い身を清めている(高倉院厳島御幸記)。
三津口村(中世)】 戦国期に見える村名。
三津口村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
三津口村(近代)】 明治22年~大正10年の賀茂郡の自治体名。
三津口町(近代)】 大正11年~昭和18年の賀茂郡の自治体名。
三津口(近代)】 昭和19年~現在の安浦町の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7191041