老の山公園
【おいのやまこうえん】

下関市彦島老の山公園にあり，県立下関第一高校入口バス停から徒歩で約15分登った老の山山頂一帯に開かれている市営総合公園。面積20ha。公園内からは関門海峡・下関市街・北九州工業地帯・六連(むつれ)島・響灘などが眺望でき，足下には彦島と本土を結ぶ彦島大橋が見える。公園区域には，明治以降砲台陣地が築かれ，要塞地であった。昭和44年から公園として本格的な整備が始まり，勤労青少年ホーム・展望台・休憩広場・遊戯施設・野外ステージ，花木の植栽やフジ棚・芝生・外周園路が整備され，市内では火の山公園に次ぐ大規模な公園。約３万7,500本のツツジが咲く５月上旬に花祭りが催され，野外ステージで音楽会や平家踊りのアトラクションが行われる。サクラの名所でもあり，ヨシノザクラ・オオシマザクラ280本が植栽されている。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7192079