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大崎の渡し
【おおさきのわたし】


防府(ほうふ)市の佐波(さば)川を渡る旧山陽道の渡し場。現在の大崎橋の下流10mにあった。佐波川の渡河は,古代・中世においてこの渡しが利用されたと思われる。大内氏時代には,山口と結ぶため上流の大渡り(現在の本橋付近)となり,山陽道は大渡りより佐波川右岸を西進していた。万治3年大崎の庄屋市兵衛へ船1艘が交付され,山陽道は今市・古祖原から佐波川左岸を通って大崎の渡し場を通る道が再開された。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7192124