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杭名
【くいな】


旧国名:周防

柏木山南麓,錦川の中流左岸に位置し,大半は山地。錦川に臨んで「こつ」という小名があり,そこに骨が淵という名所があった。昔,梅津中将の骨を高野山に納めるべく船に乗せて下している時,この淵で舟が覆り骨が水底に沈んだので,そう呼ぶようになったという。また一説に,昔当村に惚という娘がいたが,若い時夫に先立たれ,節を守ってこの淵に身を投げた。それより惚ケ淵というようになったという(玖珂郡志)。また元禄年間に書かれた「根笠紀行」の注釈には,昔,惚娥という女がいて,夫を怨んでこの淵に身を投げたので,惚娥淵というとある。
杭名村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
杭名(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7192659