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末益
【すえます】


旧国名:長門

厚狭(あさ)川下流域に位置する。地名の由来について寝太郎伝説がある。大内氏時代,常に寝るを要とし,工夫することに天性の才能をもった,世に寝太郎と呼ばれる人物がいた。彼は川上の沓村に堰を造って厚狭川の流れを引き,千町か原を開いて田園とした。そしてその地の末益々の繁栄を願い末益村としたという(注進案)。伝説はともあれ,中世の名田に付された佳名であったと推定される。
末益名(中世)】 鎌倉期~戦国期に見える名【みよう】の名。
末益村(近世)】 江戸期の村名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7193280