高泊
【たかとまり】

旧国名:長門
有帆川と厚狭(あさ)川の間に位置し,南は周防(すおう)灘に臨む。縄地鼻を南端とする細長い最高70m以下の丘陵性の高泊半島,その東南に当島八幡山が突出する。西方は厚狭川の河口が広く湾入。当島八幡宮の東方1kmの対岸に目出八幡宮が鎮座し,その間を入口として高泊湾が奥深く広がり,汐満つれば舟帆行き交い,汐引けばぬかるみの干潟であった(新田記)。地名の由来は,神功皇后が軍船をこの浦につなぎ,日は高いが泊ろうと言って夜を明かしたので高泊と称したという(新田記・注進案)。
【高泊(中世)】 南北朝期に見える地名。
【高泊村(近世)】 江戸期の村名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7193455 |





