土居
【どい】

旧国名:周防

屋代島の北海岸（内浦）中央部の入り海に面して位置し，北東に突出する符崎の西の付け根の海岸砂州に立地する。地名の由来は，かつては竹葦などが繁茂していた平地で里人が土井と唱えていたことに由来する。いつの頃からか土居・土井の２通りの文字を用いるようになった（注進案）。山麓の耕地に弥生時代の遺跡があり，弥生式土器・石器および古墳時代の須恵器・土師器が出土している（橘町史）。
【土居村(近世)】　江戸期～明治22年の村名。
【土居(近代)】　明治22年～現在の大字名。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7193697