常盤公園
【ときわこうえん】

宇部市の中心部から東へ約4.5km，市域の南東部に位置する常盤池（湖）を中心とした市営総合公園。面積約380ha。公園の中心にある常盤湖は，周囲10kmで入江や岬が多く，最大水深10.4m，満水面積102ha，元禄10年に完成した灌漑用の人造湖。東洋のレマン湖の愛称で呼ばれる。湖畔には工事に携わった人々の霊を祀る常盤神社のほか石炭記念館・国民宿舎・渡辺植物園・サボテンセンター・しょうぶ苑・モンキーランド・遊園地等が設置されている。高台の芝生の中には野外彫刻が点々と配置され，自然と人工の美が調和を保っている。昭和40年から毎年「現代日本彫刻展」が開催され，作品は公園だけでなく市内各所に飾られる。四季折々の花木が行楽客を楽しませるが，秋に催される菊人形展は人気を集めている。年間約50万人の観光客が訪れている。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7193733