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奈古港
【なごこう】


阿武(あぶ)郡阿武町奈古にある第2種漁港。郷川がつくった奈古湾頭の平地に立地しているが,港の周辺は北長門海岸の典型的な沈水地形をなす。港湾に隣接する奈古市は,近世以降,石州街道の市場町で,奈古港は萩への海上輸送基地として早くから繁栄した。昭和60年の漁業実績は,年間漁獲高158t・漁獲額約2億円。漁船数226隻の97.3%は5t未満の小型船で,10t以上の沖合漁船は4隻。イカ釣・シイラまき網・小型定置網・刺網業を主とし,魚種はイカが全漁獲の3分の1を占め,シイラ・ブリ・サザエが次ぐ。漁業組合員数291人,うち正組合員数186人(港勢調査表)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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