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荷卸峠
【におろしだお】


佐波(さば)郡徳地町と山口市仁保の境界に位置する峠。標高275m。真田ケ岳の北側で,白石山との鞍部にあたる。国道376号が通る。山口市仁保側の道路は,坂本川と一貫野川が合流する付近が峡谷となり難路であったが,昭和49年整備が完成した。荷卸という地名は,かつて仁保方面から徳地紙の原料となる楮を運び,この峠で荷をおろして一服したことに由来するという(続山口県地名考)。古くから佐波郡と吉敷(よしき)郡を東西に結ぶ重要な内陸交通ルートであった。現在,峠の南側を中国自動車道が通る。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7193940