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梅岳寺
【ばいがくじ】


阿武(あぶ)郡川上村字立野にある寺。曹洞宗。山号は楊岐山。本尊は聖観世音菩薩。古くは総源寺と称した。文安4年中国福州から来朝した真室空照が楊岐庵と改称し伽藍を増建した。江戸期の正保2年愚徹三休が再興し,周囲に梅林があったので梅岳寺と改称した。三休は毛利秀就に萩城へも招かれ,説法を行った。川上村の実相寺を建立したほか錦町で7か寺を創建した。山代地方で農民一揆が起こった際に彼は山代地方を説法し一揆を解決したこともある(寺社由来)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7194071