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南風泊
【はえどまり】


下関市彦島西山町4丁目,彦島の西端に位置する港。下関漁港の南風泊分港に所属。南風泊は,帆船の北前船が瀬戸内海に入るのに南風を避ける天然の良港であったことにちなむ地名で,北前船の航行が盛んな時は,彦島南西部の福浦とともに繁栄し,当時遊女屋も5~6軒あったという(彦島土産)。昭和49年フグ市場が唐戸から移転,下関地方卸売市場南風泊市場が開設され,全国フグ水揚量の約8割を取り扱う。下関唐戸魚市場の調査によると,同60年度のフグ水揚量2,795t・売上額104億4,000万円。過去最高の売上額は昭和58年度の93億円,水揚量は昭和44年度の5,105t。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7194072