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火の山公園
【ひのやまこうえん】


下関市みもすそ川町,関門海峡の東側の早鞆瀬戸に面して位置する公園。瀬戸内海国立公園区域に含まれる市営総合公園。昭和23年に火の山山頂が都市計画公園に決まり,同33年から本格的公園整備が始まった。30数年の年月と約32億円の工費を投じて造られた公園である。山頂へ登るには3つのルートが設けられ,延長425mのロープウエーを利用すれば3分で登れる。ほかに遊歩道,昭和47年に完成した2.4kmの火の山パークウエーがある。山頂に回転展望台・レストラン・喫茶室が設けられ,関門海峡を眼下に,遠く周防(すおう)灘・玄界灘を一望でき,特に関門峡の夜景が素晴らしい。多くのサクラ・ツツジが植栽され,冒険の森も整備され行楽客を集めている。山麓には国民宿舎・ユースホステル・老人休養ホームが設置されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7194275