麻里府村
【まりふそん】

(近代)明治22年~昭和29年の熊毛郡の自治体名。桜川流域とその沖に位置する馬島からなる。別府村・馬島の2か村が合併して成立。旧村名を継承した2大字を編成。地名は,古くからこの辺りを麻里布浦と称し有名であったことから名づけられる。役場を別府に設置する。明治24年の戸数381・人口1,531(男685・女846),厩1,寺院3,学校3,水車場2,船75(徴発物件一覧)。戸数・人口は,明治35年331・1,505,大正元年295・1,203。世帯数・人口は,同9年300・1,145,昭和5年264・1,120,同15年255・1,107,同22年365・1,620(県の統計百年)。同30年1月1日田布施(たぶせ)町の一部となり,村制時の2大字は同町の大字に継承。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7194543 |





