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三蒲
【みがま】


旧国名:周防

屋代島の西北部に位置している。北の田の尻鼻から南東の文珠山へかけての山地を東の境とし,西は北西に突出した飯の山から文珠山への山地で区切られる。地名の由来には,伊予から浪人3人がこの地に来て竈3軒を建てて住んだので三竈と言うようになり,書き誤って三蒲となった(地下上申)とするものや,往古は見宿村といっていたのに蒲という草が3か所に生立したので三蒲というようになった(注進案)との説もある。三蒲西田に古墳後期の古墳があり,須恵器多数と土師器片や緑色切子玉などが出土。西の郷や東浜の丘陵地にも須恵器や土師器が分布している(大島町文化財調査概要)。
三蒲郷(中世)】 戦国期に見える郷名。
三蒲村(近世)】 江戸期~明治初期の村名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7194563