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天椅立神社
【あまのはしだてじんじゃ】


三好郡三好町昼間にある神社。延喜式内社。旧郷社。祭神は伊邪那岐命・伊邪那美命。古くは羽津大明神と称し,「昼間の大宮」として人々から親しまれた。三好町市街地の西はずれに位置し,すぐ北を県道鳴門池田線が通る。付近には東山城跡・田岡城跡などの城跡や土取遺跡・大柿遺跡などの遺跡がある。創祀は未詳だが「延喜式」神名帳美馬郡条にみえる「天椅立神社」に比定される。その後の社歴は未詳。寛保神社帳には「昼間村 羽津大明神 別当昼間村願成寺 社人同村近藤若狭大夫」とある(続徴古雑抄1)。願成寺は仁和寺末の箸蔵寺を本寺としていた(寛政3年阿波国古義真言宗本末帳/江戸幕府寺院本末帳集成)。明治3年天椅立神社と復称し,郷社に列した。例祭は10月17日。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7195070