小浜
【こはま】
旧国名:阿波
那賀川上流の河岸段丘上に位置する。地名の「ハマ」は河岸や崖地の意で,那賀川沿岸山間部の狭い河岸段丘の地形にちなむものと思われる。また寛政10年の旧家御調指出帳控(元木家文書)によると,肝煎役元木周右衛門の22代前の先祖藤原助光が当村を開いたといい,「阿波志」にも同様の記事がある。なお聖神社には万治2年の棟札があり,元木家に伝わる位牌に寛正4年のものがある。
【小浜(中世)】 室町期から見える地名。
【小浜村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【小浜(近代)】 明治22年~現在の大字名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7196067 |