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城内神社
【じょうないじんじゃ】


阿南市上大野町城之内にある神社。旧郷社。祭神は誉田別命・大山咋命・大己貴命・菅原道真・久々能智命・須佐之男命。旧称は八幡宮。小松島市との境付近,那賀川が南へ蛇行する低地に位置する。創祀は未詳だが,武門・武将の崇敬を受け,社殿造営・社領寄進等があった。「阿波志」には「八幡祠 上大野邑中に在り 数村共に祀る 側に山王祠有り 其西二百歩菅廟有り」とある。寛保神社帳には「八幡宮」「山王権現」「天神」と記され,別当はいずれも上大野村の宮坊であった(続徴古雑抄1)。その後これらの神社を合祀し,城内神社として祀られるようになり,明治5年郷社に列した。例祭は9月15日。なお,当社の飛地境内社である城山神社が南西の上大野城址にある。上大野城址は,仁木伊賀守の居城で知られ,城山一帯に露出する花崗質岩は県の天然記念物になっている。この花崗岩は約4億2,000万年前のもので,日本最古のものといわれる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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