新町川公園
【しんまちがわこうえん】

徳島市街の中心を流れる新町川両岸一帯に広がる都市公園。右岸は仁心橋が架かる西船場町１～５丁目から新町橋１丁目・東船場町１～２丁目・両国橋・富田浜１～４丁目，左岸は佐古大橋の架かる南出来島町１～２丁目から藍場町１～２丁目・南内町１～３丁目にまたがる。管理は県・徳島市二者に及び，自治体の管理は右岸のみで，仁心橋たもとの西船場町４～５丁目，新町橋たもとの新町橋１丁目，東船場町２丁目・富田浜１丁目などの公園域。都市計画決定は昭和48年12月21日。供用面積は4.8ha。第２次大戦までは新町川両岸に藍蔵が立ち並び，ここから船で藍玉が出荷されたり，肥料が集荷されていた。このため現在でも藍場・船場の地名が残っている。現在は，川の両岸に商店街が並び，阿波踊り期間中は藍場町１～２丁目・南内町１～３丁目の２か所には桟敷が設けられる。また藍場町には徳島県郷土文化会館が建設されている。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7196332