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高尾
【たかお】


旧国名:阿波

讃岐山脈南麓の宮川内谷川の東側,中央を高尾谷川が南流し宮川内谷川に注ぐ複合扇状地に位置する。地名に関しては,京都高雄山神護寺の僧文覚が来住し,高雄の寺称をとったとする伝承がある。古墳などが多く,熊野神社前の丸山古墳は,墳丘基底30m・高さ6mの独立墳丘の円墳で幅15mの周濠を有する。西谷古墳は西谷の尾根の稜線の最奥部にあり,丁字頭勾玉を副葬品として出土。また四国霊場八十八か所第7番札所の十楽寺の裏山には十楽寺古墳,字向山の丘陵を中心とする地域には向山古墳群がある。「板野郡誌」によれば,嵯峨原・葬が丸・辰巳田池などに21基の古墳が存在した旨が記されている。当地字西谷や吹越神社境内からは古代の火葬墓が発見されている。現上板町引野の安楽寺は,もとは地内の安楽寺谷にあり,安楽寺谷の旧跡からは平安期の布目瓦が出土する。また安楽寺谷口には,村人が立石さんと呼ぶ大きな弥勒菩薩の立石があり,文政13年の「阿波珍品目録」には「天治二年乙巳十一月十三日」の年紀があった旨が記されている。中世には日置荘のうちであったと考えられる。
高尾村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
高尾(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7196455