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徳島県護国神社
【とくしまけんごこくじんじゃ】


徳島市徳島町城内にある神社。明治期の戊辰戦争以来第2次大戦までの諸戦役で戦死した徳島県出身の霊3万4,365柱(昭和60年3月現在)を祀る。前身は,眉山にあった招魂記念碑。明治38年7月の徳島公園設置にともない,翌39年現社地に移転遷座し,徳島招魂社と称して毎年春に盛大な祭典を催してきた。昭和13年に総工費7万円をかけて神殿を建設,翌14年勅令により徳島県護国神社と改称した。昭和20年徳島大空襲で社殿は炎上焼失したが,同33年再建。例大祭は11月2日で県下最大の祭典である。近年遺族の老齢化にともない城山山上の社殿での例大祭はできないが,山下の体育館などに霊を移し毎年厳粛に執行されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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