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八幡神社
【はちまんじんじゃ】


徳島市下助任町4丁目にある神社。旧郷社。祭神は誉田別命・息長足姫命・市杵島姫命・多紀理比売命・田寸津比売命。旧称は八幡大菩薩。徳島城下の北辺に位置し,渭北地区の総氏神として広く崇敬され,徳島藩主蜂須賀氏も崇敬した。「阿波志」に「八幡祠 助任にあり,万福寺之を管す」とある。万福寺は徳島城下にあり,京都大覚寺を本寺とする真言宗寺院であった(寛政3年阿波国古義真言宗本末帳/江戸幕府寺院本末帳集成)。明治3年八幡神社と改称し郷社に列した。例祭は10月15日。明治初期までは下助任町1~3丁目にあった馬場で競馬が行われた。祭礼の日は馬場の通行は禁止され,近在の郷村から100余頭の馬が集まり,紅白2頭立てで競走したといわれる。現在もこの町は助任馬場とも呼ばれる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7197022