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東八幡神社
【ひがしはちまんじんじゃ】


小松島市中田町千代ケ原にある神社。旧郷社。祭神は応神天皇。東大宮とも称した。芝山麓に位置し,付近を県道小松島港線が通る。創祀は未詳。慶長6年徳島藩祖蜂須賀家政が,この地の風光を愛でて別館を建てた。家政はその後豊臣秀吉を祀る豊国大明神(現中郷町豊ノ本,豊国神社)を館側に奉祀。江戸期の社領は10石であった。「阿波志」に「八幡祠 中田村千代松林に在り,東西二祠あり東を大宮と称す 松林環囲す 天正十七年瑞雲公十石を賜う 慶長中財を賜い改造す」とある。明治維新後東八幡神社と改め,明治8年郷社に列した。例祭は9月15日。鳥居の額字は勝海舟の筆といわれる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7197125