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宮倉
【みやぐら】


旧国名:阿波

那賀川下流北岸の沖積地に位置し,羽浦山脈東部付近を含む。地内の羽浦山・寺田山・能路寺山などには,それぞれ古墳群が分布し,条里制の跡が見られる。地名については,屯倉の転訛とする説が強く,「日本書紀」安閑天皇2年5月9日条に見える「阿波国春日部屯倉」を当地に比定する説が古くからある(阿波志)。また地内には式内社和耶神社もあり,古くから開けた地域であったことがわかる。沢田・羽ノ浦居内・南浦などの小字名は那賀川旧河道や河口付近の汀線地域の名残を伝える。宮倉の能路寺山は,アンモナイト・イノセラムス・海胆・ククレイヤ・巻貝などの化石が数多く発見され,羽浦山からも珊瑚・有孔虫・オルビトリーナ・ポラドミヤの化石が発見されている。
宮倉村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
宮倉(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7197482