100辞書・辞典一括検索

JLogos

31

浅野
【あさの】


旧国名:讃岐

香東川中流の東方に位置し,北に平池,南に新池がある。東部は丘陵,西部は肥沃な沖積平地をなす。地名の由来は,往古,麻の繁茂する荒野で麻野と称され,のち浅野に転化したものという(新撰讃岐国風土記)。浅野小学校や八王子神社付近から石鏃が出土し,弥生式土器の破片も竜満山の東斜面や油山の北麓などで発見されている。また,船岡山には船岡山古墳があるが,同墳は双方中円墳か前方後円墳か未詳。浅野小学校に保管されている刳抜式石棺は,綾歌郡国分寺町鷲ノ山産の石材を用いて造られたもので,船岡山古墳南東0.5kmの船岡古墳より出土したものとみられている。石棺は出土後,水桶に転用されていたため,造付け石枕と両小口部を欠失している。横岡山には石器・弥生式土器・須恵器・横穴式古墳の遺跡がある。そのほか,浅野石塚からは金環・小玉・ガラス玉・鉄刀・鉄鎌・やりがんな・馬具・須恵器などが出土している。地名起源伝承に反して,古来開けた地であったことがうかがえる。
浅野村(近世)】 江戸期~明治23年の村名。
浅野村(近代)】 明治23年~昭和30年の香川郡の自治体名。
浅野(近代)】 昭和30年~現在の香川町の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7197740