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粟島
【あわしま】


旧国名:讃岐

荘内半島の北方(須田港より約4km),瀬戸内海上に浮かぶ島。周囲16.5km,面積361.2ha。全体は南西部の城山部,北部の阿島山部,東部の柴谷山部からなるが,これら花崗岩丘陵が砂州で結ばれる陸繋島を成し,城山部の先端に牛ノ洲・金輪ノソワイ,柴谷山部の先端に不天洲・八倉石の岩礁がそれぞれ付属する。最高部は城山221.1m。植生は,クロマツ・アベマキを中心とする雑木林が形成され,海浜植物としてハマゴウ・スナビキソウ・ハマグルマなどが分布,メジロ・ホオジロ・キジ・キジバト・シジュウカラなどの鳥類が生息する。地名の由来は,粟島明神が鎮座することによるという(西讃府志)が,地名が先であろう。島内には,東風浜遺跡(主に弥生式土器出土)・不天遺跡(同前)・西浜遺跡(主に縄文式土器出土)が発見されており,石斧・石錘・石鏃などの石器,鉢形・壺形などの土器,巻貝・二枚貝・魚類・鹿などの貝殻・骨が出土している。また,馬城・水尻・笠石・笠松・時向・椎の浦など9古墳が発見されており,特に馬城古墳は石室・石棺をほぼ完全な形で残している。律令制下には官牧として詫間牧が設置され,現在も島中央部に馬城の地名が残る。
粟島(中世)】 室町期に見える地名。
粟島(近世)】 江戸期~明治23年の村名。
粟島村(近代)】 明治23年~昭和30年の自治体名。
粟島(近代)】 明治23年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7197790