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大井八幡神社
【おおいはちまんじんじゃ】


仲多度郡琴平町五条馬場南にある神社。旧郷社。祭神は弥都波能売神・八幡大神。創建年代は未詳であるが,旧小松郷(琴平・榎井・苗田・五条・四条)の産土神。古来,境内に2か所,北に3か所の湧泉があり,水の神を奉斎して大井の宮と称されていたところに,八幡大神が合祀され大井八幡宮となったという。神櫛王5世孫篠目命が水神を祀ったのが創祀とも伝える。慶長3年の棟札に金光院法印宥厳・秀厳房宥盛の名が見え,金毘羅大権現の別当金光院が当社を支配していたらしい。寛永21年・元禄11年・正徳5年に社殿改築がなされたという。安永4年の大旱魃時には,琴平を除く4地区から祈雨のため,念仏踊りを奉納している。明治期に郷社となった。古木像2体および木造唐獅子一対が社宝である。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7198006