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大浜
【おおはま】


旧国名:讃岐

荘内半島の中央部に位置する。南に丸山島がある。地名の由来は,大きな砂浜が広がることにちなむと伝える。紫雲出山の頂上には弥生中期の高地性遺跡,名部戸北谷には,弥生式土器が出土する北谷遺跡,大浜小学校校庭には弥生式土器・縄文式土器が出土する大浜遺跡がある。寿命院は古く薬師寺といわれ寛正3年銘の磬が残されていた(現耕三寺蔵)。またその奥之院には乳薬師があり妊産婦の参詣が多い。集落は大きく名部戸・鴨の越・大浜・船越に分けられる。大浜・名部戸は白砂の広がる砂浜のため夏季は海水浴場としてにぎわう。西の紫雲出山は標高352mのメサ型の溶岩台地で,山名の由来には浦島伝説によるものと,山に紫雲がたなびくとの2説がある。
大浜浦(近世)】 江戸期~明治23年の村名。
大浜(近代)】 明治23年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7198054