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春日神社
【かすがじんじゃ】


坂出(さかいで)市川津町にある神社。旧郷社。祭神は天児屋根命・武甕槌命・経津主命・日女大神。常山西麓にあり,東川津の産土神とされる(三代物語)。鎌倉期建長2年11月日の九条道家惣処分状(九条家文書/鎌遺7250)に「(讃岐国)河津荘〈春日社領〉」と見え,大和国春日大社の分祀と思われる。社伝では,日本武尊の子建貝児王(武殻王,讃岐綾君祖)が南海の悪魚を退治したのち当地に鹿島・香取の2神を奉祀,建長2年当地中塚にあった貞観元年創祀という春日明神を遷座合祀したという。天正14年長尾大隅守元高の臣寺島六郎左衛門信豊が村民とともに再興し,さらに寛文10年・文久元年再建する。別当は白磨山竜雲寺と号する真言宗の宝珠院。明治5年郷社に列する。例祭は3月17日・10月17日。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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