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香東川公園
【こうとうがわこうえん】


高松市西部,香東川河川敷にあり,円座町・成合町・檀紙町・飯田町・鶴市町にまたがる県立都市公園。面積29.3ha。国有地である香東川河川敷のうち高水敷の専用許可を受けて造成された。ほかに同じもので土器川(河川敷)公園がある。県都市計画課の管理下に置かれ,現場に管理事務所を設けて利用調整を図り,県民に無料で開放している。昭和47年から工事を開始して,昭和58年完成をみた。川上から川下へ順に,昭和48年成合運動広場,同51年小山運動広場,同55年鶴市運動広場,同58年飯田運動広場・御殿運動広場がそれぞれ完成した。成合が野球場4面,サッカー場3面で最大の規模で,小山は野球場4・自由広場1,飯田はラクビー場1・陸上トラック1・多目的広場1,御殿は野球場3・自由広場1,鶴市は野球場3・自由広場1をそれぞれもち,主に球技の練習が主目的の運動公園である。自由広場や多目的広場の使用は自由にでき,家族連れや老人グループのクロッケー・ブラスバンドの練習等多彩に使われているが利用人数は不明である。球技場も無料だが,利用調整を行うため管理事務所に届けることになっており,それによると利用人数は昭和56年度・57年度ともに20万人前後である。利用者は年々増える傾向にあり,市民の日常的スポーツの場として活用されている。ただし河川敷の性質上,洪水時には修復のため使用はしばらく不能となる。サッカー場のように芝生を養生する所などでは半年も使用不能となることがある。そのため上流の内場ダムで洪水調整をしているが,2~3年に1回の冠水があるのがこの種の公園の悩みである。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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