100辞書・辞典一括検索

JLogos

9

西谷八幡神社
【にしたにはちまんじんじゃ】


香川郡塩江(しおのえ)町安原下にある神社。旧郷社。祭神は応神天皇・仲哀天皇・神功皇后。社伝によれば,当地土豪上原氏の祖西谷次郎保行が文暦2年安原山にきて西谷を氏として八幡神を勧請,社殿を西谷山に造営して西谷八幡宮と称したという。西谷保行は,藤原鎌足の後裔で配流された崇徳上皇に従って来讃した保成の子孫と伝える。西谷山上には青竜寺があり,別当となった。西谷氏の居城は当社参道の東の山下にある。元亀年間兵火のため社殿が焼失し,天正5年に川田太左衛門・橋本与惣左衛門・上原四郎右衛門などが氏子とともに再建した(讃岐国名勝図会)。明治維新後郷社に列格。例祭は4月20日。10月14日の秋の大祭の宵祭には里神楽が奉納される。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7199353