苗羽
【のうま】

旧国名:備前,備前,讃岐
小豆(しようど)島の東部,内海(うちのみ)湾の東部湾岸に位置する。地名の由来は明らかではないが,「続日本紀」に延暦3年桓武天皇が備前児島郡小豆島に放つ官牛を長島に移すとあり,官牛を放牧していた牧から地内馬木(明応9年検注帳では午き)の地名が起こったと伝えられ,苗羽も野馬に由来するものと考えられる(内海町史)。地内の南端芦の浦と古江の境に亀之尾という岬があり,そこに住吉神社・若宮神社(通称十郎兵衛さん)を祀っている。ここに古墳があり,天保14年この社殿造営のための整地の際に5世紀中葉の四乳四獣鏡が出土し,常光寺に保管されている。また内海湾内にある弁天島には後期の群集墳があり,八幡神社のある山の南西部にも古墳1基がある。なお,当地の集落の始源は,中世末伊予水軍河野氏一派の来島氏が坂手に来住,西進して形成されたものと考えられる(内海町史)。
【苗羽(中世)】 戦国期に見える地名。
【苗羽村(近世)】 江戸期~明治23年の村名。
【苗羽村(近代)】 明治23年~昭和26年の小豆郡の自治体名。
【苗羽(近代)】 明治23年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7199406 |





