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八幡神社
【はちまんじんじゃ】


小豆(しようず)郡内海(うちのみ)町苗羽にある神社。旧郷社。祭神は品陀和気命・帯中津比売命・息長足比古命・底筒男命・武内宿禰命。草加部八幡宮とも内海八幡神社ともいわれる。また亀甲山に鎮座するため,古くは亀甲山八幡宮とも呼ばれた(小豆島名所図会/香川叢書)。「草加部郷八幡宮社伝紀并五社紀」(香川叢書)および社伝によれば,延長4年石清水八幡宮を勧請したという小豆島五社八幡宮の1つで,亀甲山は応神天皇小豆島行幸時の行宮跡という。そのため創祀以前から当社の南に応神天皇を奉祀しており,その地を元の宮と呼ぶと伝えられる。慶長10年社殿が造営されている(棟札)。別当は亀甲山八幡寺。不動明王を本尊とし,小豆島八十八か所霊場巡礼第9番札所(小豆島名所図会)。明治維新後郷社に列格。海岸近くの花崗岩丘陵上に発達した社叢はウバメガシがよく茂り,県天然記念物。例祭は10月15日。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7199439