100辞書・辞典一括検索

JLogos

10

八幡神社
【はちまんじんじゃ】


三豊郡大野原町大野原にある神社。旧郷社。祭神は足仲日子命・誉田別命・息長帯姫命。正八幡ともいう。「西讃府志」によれば,寛永20年の創祀で,当地椀貸塚(県史跡)に祀っていた地主神の神託によって八幡宮を祀ったという。京都の富豪平田与一左衛門正重が丸亀藩主山崎氏の許可を得て,当地の開墾を行ったのが寛永年間で,当社はこの開墾とともに,その産土神として創祀されたものと考えられる。別当は法華宗の慈雲寺で正重山と号し,正保2年平田源助の創建という。山号と寺号は当地を開墾したと伝える源助の父与一左衛門の俗名と法名から名付けた(西讃府志)。弘化4年大野原開墾200年にあたり,西隣の現在地に社殿を移した。明治5年郷社に列格。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7199441