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八幡神社
【はちまんじんじゃ】


高松市西山崎町にある神社。旧郷社。祭神は応神天皇で,大国主命を相殿に祀る。山崎八幡神社ともいう。社伝では,山城国山崎の八幡神社(離宮八幡神社,京都府乙訓郡大山崎町)から勧請したという(讃岐国名勝図会)。当初の本殿は東面していたが,社前の道で落馬する者が多いので,天和3年に南面に改築したと伝える。天明2年に本殿,寛延2年に拝殿を改修。別当は真言宗の正華寺。明治維新後郷社に列格。例祭は8月5日・10月13日。寛延3年5代高松藩主松平頼恭息女長姫が奉納した鏡や,紙本巻物和歌30首がある。なお正華寺は明治維新で廃寺となったが,現在でも高松市西山崎町に寺跡と,正花寺として本尊の収蔵庫がある。本尊の木造菩薩立像は国重文。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7199446