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八幡神社
【はちまんじんじゃ】


丸亀市本島町笠島にある神社。旧郷社。祭神は仲哀天皇・神功皇后・応神天皇。神功皇后が三韓出兵の帰途本島に立ち寄った因縁で,天平14年豊前国宇佐八幡宮を勧請したと社伝はいう。天元3年・正平24年・天文4年・慶長13年・寛文13年・元禄5年・宝永3年・宝暦3年・元治2年・文化9年社殿修改築が棟札などによって知られる。塩飽(しわく)諸島の産土神である。塩飽諸島は,豊後水道と紀伊水道から瀬戸内海に入った潮がこの地でぶつかる,海上交通の要所であり,中世以来島民は水軍として活躍。当社も水軍の守護神として祀られたものであろう。江戸期以降の沿革は未詳。明治期に郷社に列した。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7199455