100辞書・辞典一括検索

JLogos

11

八幡神社
【はちまんじんじゃ】


綾歌郡綾南(りようなん)町畑田にある神社。旧郷社。祭神は応神天皇・仲哀天皇・仁徳天皇・神功皇后。古くは正八幡宮とも呼ばれた(全讃史)。「讃岐国名勝図会」によれば,仁和年間付近の大宮八幡宮(綾南町陶)勧請の際,農民に奇瑞があったので,祠を建てて産土神として祀ったという。その奇瑞とは,「全讃史」に,当地の叢林中に夜ごと光気があり,男山大自在菩薩が当地への遷座を託宣したという。天正年間兵火で焼失し,元和年間に再興(讃岐国名勝図会)。万治2年にも庄屋井上理右衛門の発願で社殿が修造されている(棟札)。以後延宝8年・宝永5年・安永2年・天明元年・文化9年・天保3年・弘化4年の棟札を所蔵する。明治4年郷社に列格。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7199457