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日枝神社
【ひえじんじゃ】


三豊郡三野(みの)町大見にある神社。旧郷社。祭神は大山咋命。山王権現と呼ばれた。藤原純友の乱平定に功のあった近江国藤田四郎入道宗遍が,大見に封を受けて近江日枝大社より勧請したという(全讃史)。一方,藤田宗遍は天霧城主香川氏の臣で,当地の貴峰山(とみねやま)城主であり,天正2年に氏神として近江の山王権現を分祀したとの説もある。「西讃府志」によると,社林5反・神田1反8畝は藤田宗遍の寄進とあり,別当を真言宗の宝城院とする。宝城院は貴峰山多聞院と号し,毘沙門天を本尊としていた。明治維新で日枝神社と改称し,明治5年郷社に列格。例祭は10月23日。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7199505