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府中
【ふちゅう】


旧国名:讃岐

綾川の中下流域に位置し,丘陵地から沖積地にかけて東西の両岸に広がる。地名の由来は,古代讃岐の国府がこの地に置かれたことにちなむ。古く旧石器時代から,西後背の城山を中心として文化の発展がみられ,旧石器時代の城山遺跡,古墳時代前期に属し舶載鏡を出土した積石塚の弘法寺古墳群,巨石墳として知られる後期の円墳新宮古墳など,綾川の両岸に多くの古墳が分布する。さらに国府跡,奈良前期創建の開法寺跡,朝鮮式山城の遺構をよく残す城山城跡,また配流された崇徳上皇の館としての木丸殿跡など,讃岐の歴史上重要な遺跡が多く所在する。しかし,地名府中の史料初見は遅く,ようやく慶長16年12月29日付生駒正俊知行宛行状(遠山家文書/新編香川叢書)および翌17年正月日付生駒正俊代官所預ケ状(生駒家宝簡集)に,それぞれ「阿野南条郡府中」と見える。
府中村(近世)】 江戸期~明治23年の村名。
府中村(近代)】 明治23年~昭和29年の自治体名。
府中町(近代)】 昭和29年~現在の坂出市の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7199650