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綾延神社
【あやのべじんじゃ】


周桑(しゆうそう)郡丹原(たんばら)町田野上方(たのうわがた)にある神社。祭神は品陀和気命・息長帯姫命・三柱姫大神。社伝によると霊亀2年8月28日綾延媛の墓辺に祠を建て,墓辺社と称したという。「三代実録」によると,元慶2年に墓辺神に従五位下を授けられているが,この社に比定することには異論がある。その後,豊前の宇佐から八幡宮を勧請して合祀し,墓辺社または八幡宮と称したがのち綾延八幡宮と称した。当社には応永20年7月8日の河野通久の社領安堵状がある。明治12年に綾延神社と称し,やがて県社となった。例祭は10月17日で,「奴行列」は有名である。本殿は流造り銅板葺き,間口3間・奥行3間,幣殿は瓦葺き,間口5.5間・奥行3間,拝殿は瓦葺き,間口3.5間・奥行3間,境内地は817坪,社有地2,012坪。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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