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一宮神社
【いっくじんじゃ】


新居浜(にいはま)市一宮町にある神社。祭神は大山祇神。境内1万7,700m(^2)。本殿は住吉流造。社伝によると,推古天皇の代越智益躬が造営したという。また新居荘を開発した新居氏が,平安中期に創建したともいう。鎌倉期以降,新居・河野・金子氏などの崇敬を集めた。天正13年豊臣秀吉の四国征伐の際,小早川隆景軍(毛利勢)の兵火をうけたという。元和6年毛利家が社殿を再建,宝永3年,西条藩主松平氏が寄進した良材で,現在の社殿を造営した。西条藩6社の1つで,別子(べつし)・立川(たつかわ)銅山の祈念所。境内のクスの木は,樹齢1,000年以上のものなど約100本あり,国指定の天然記念物。当社の秋祭り(10月18・19日)には,太鼓台がくり出し,隔年に神輿の海上渡御が行われる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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