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石岡神社
【いわおかじんじゃ】


西条市氷見(ひみ)にある神社。明治以前は石岡八幡宮と称した。祭神は誉田別尊(応神天皇)・足仲彦尊(仲哀天皇)・気長足姫尊(神功皇后)。伊予守源頼義の勧請と伝えられる。また神功皇后が三韓征伐の凱旋にあたり,この地に上陸して天神地祇を祀った「祭ケ岡」の故地であるとの伝承があり,橘島の地ともいわれる。西条藩主松平頼純の代に領内祈願所6社の1つとなった。歴代藩主の崇敬も篤く,明治17年には県社に列した。旧氷見・坂元・楢木(ならのき)・西泉各村の産土神であり,毎年10月14・15両日行われる秋祭りは伊曽乃神社の大祭とともに華麗な屋台の行列でにぎわう。境内には大楠があり,桜の名所としても知られる。社叢はうっそうとした照葉樹林で市天然記念物。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7200392