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大須伎神社
【おおすぎじんじゃ】


今治(いまばり)市高橋の伊予熊の丘陵上にある神社。旧社地は北方の住宅地にあり,今は児童公園となっている。祭神は少彦名命・市杵島姫命のほか10柱。式内社。社名は天然の大杉によったものと伝えられる。弥熊権現とも称された。越智氏の一族高橋氏の開発地内にあったので,同社も高橋氏によって奉斎されたと思われる。元久2年7月の関東下知状写に見える弥熊三郎頼重は当社と関係があったともいわれる(吾妻鏡)。蒼社(そうじや)川畔でたびたび洪水の害に遭い,近世初期にはすでに衰微して社地の大半は水田となっていた。その後現在地に移して再興された。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7200605