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大浜八幡神社
【おおはまはちまんじんじゃ】


今治(いまばり)市大浜にある神社。旧県社で,祭神は乎致命・饒速日命・神功皇后ほか10柱。天智天皇の代に瀬戸内海の門島にあった門島神を遷し,さらに貞観元年宇佐八幡を勧請したと伝えられる。室町末期の大永年間,大浜地頭村上氏の尊信をうけ,社殿が造営されている(当社所蔵棟札)。水軍村上氏の守護神であった。近世には産土神として武士・町人らから篤く信仰され,絵馬・石灯籠等が奉納された。旧8月の例祭は古くは3体の神輿が国府に渡御し,続いて海上の大島に渡御した。今治築城後は,神輿は海を渡って登城した後に町中を練ったと伝えられる。神域は広大で,社叢・神苑・神池を持つ。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7200650