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御開山開拓地
【おかいさんかいたくち】


北宇和郡広見町大字下大野にある開拓地。昭和22年に入植の開始された代行開拓地(国施行,県代行)で,地区面積は240ha。開拓地は標高500~600mの山頂付近にあり,隆起準平原状の緩起伏面をなしている。この緩起伏平坦面は昭和初期まで下大野の共有林であった。昭和初期に道路建設費を捻出するため外部の山林地主に売却された。入植戸数は当初40戸,山形県や県内各地から入植した。開拓当初は自給作物,昭和34年から全戸酪農を始めたが,翌年から養蚕も始まる。入植農家は昭和34年29戸,同50年には17戸に減少し,現在の営農は酪農・養蚕・養豚・野菜栽培の複合経営となっている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7200679